部品の温度定格

熱抵抗の関係

TaからTjを求める方法

Tj=Ta+θja×P

Taは実測すべきであるが、冷却ファンによる空気の流動などでどの条件での周囲温度をTaとするか基準が難しい。そのため、下記に示すTcを使ってTjを求めることが多い。
Tcはサーモグラフィで表面の最も高温な温度を使うことから分かりやすい。

TcからTjを求める方法

Tj=Tc+θjc×P

部品の温度算出例

例)ダイオードに順方向電流100mAながれたときの部品温度を算出する

ダイオードの消費電力は100mA×0.8V=80mW
許容損失Pdが250mW、接合部温度Tjの絶対最大定格が175℃より
θjc=(Tj-25℃)/Pd=175-25/250=600℃/W
よって温度Tj=θjc×P+25=600×80+25=73℃

参考資料

https://detail-infomation.com/diode-forward-voltage-temperature-characteristics/

https://techweb.rohm.co.jp/knowledge/si/s-si/04-s-si/7129

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