感電の仕組み(アース接地の意味)

感電の仕組み

各家庭への電力供給図

電柱にある柱上トランスから3本の線で100Vと200Vを各家庭へ供給する。

構成

・柱上トランス(電柱)
・電流制限器
・漏電遮断器
・安全ブレーカ
・100Vコンセントアース端子あり
・100Vコンセントアース端子なし
・200Vコンセントアース端子あり時間

柱上トランス

電柱に電圧変換トランスがある。発電所から供給された6600Vを100V、100Vに降圧する役割をもつ。中点(真ん中の線)はアースに接地されている。

電流制限器

電力会社と契約している電流容量値を上回ると電力供給を遮断する。

漏電遮断器

漏電検知すると電力供給を遮断する。
漏電に関しては後述記載。

安全ブレーカ

電気製品の故障によるショート(短絡)したときに電力供給を遮断することで大電流が流れることを防ぐ。

コンセント

L(黒線)とN(白線)or L(赤線)とN(白線)の組み合わせから100Vをコンセントに接続されている。L(黒線)とL(赤線)から200Vを取ることができる。
アース接地がされているコンセントとされてないコンセントがある。
洗濯機等、水場で使用される機器用のコンセントにはアース接地がされていることが多い。

電化製品接続時の電気の流れ

洗濯機の電源ケーブルをコンセントに刺したときの電流の流れを示す。
茶色の矢印の経路で電流が流れる。

モータと洗濯機の表面は絶縁されているため人体に電流が流れることはない。
しかし、故障により絶縁が破壊されると洗濯機の表面→人体に電流が流れて感電してしまう。(下記図)

アース線をコンセントのアース端子に接続させることで人体に電流が流れず、アース線に電流が流れるため感電しなくなる。

アース線を通して電流が流れることで漏電遮断器が動作して、電力供給をストップさせる。漏電遮断器が動作するということはブレーカが落ちるということであり、事故を防ぐ

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